趙 静(チェロ)
Jing ZHAO (Violoncello)

チョン・ミョンフン、ジャン・フルネ、小澤征爾を始めとする著名指揮者の下で日本国内の主要オーケストラと共演する他、ムーティ指揮ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団との共演(スカラ座)などで絶賛されている、既に一流の演奏家の風格を備えた若きチェリスト、国際的な逸材。大陸の豊かな大地を思わせるスケールの大きな弓、安定した技巧、天性の音楽性で聴く者を驚嘆させ感動させる。

北京生まれ。東京音楽大学附属高校に留学生特別奨学生として入学し、2002年3月に東京音楽大学及びベルリンのカラヤン・アカデミーを卒業。第2回ビバホール チェロ・コンクール第1位を受賞し、注目を集める。

宋濤、堀了介、ゲオルク・ファウスト、マリオ・ブルネロの各氏に師事。現在、ベルリンのハンス・アイスラー音楽院にてダヴィド・ゲリンガスに師事する傍ら、ヨーロッパ各地の演奏会に出演。2005年9月、難関で知られるミュンヘンARD国際コンクール第54回 チェロ部門で1位受賞。併せて新作の優れた解釈に与えられる賞及び聴衆賞も受賞。

今までにビクターエンタテインメントより5枚のCDをリリース。

最近の活動にはヨーロッパ各地でのリサイタル、シドニー交響楽団、ベルリン交響楽団などとの共演、北京大劇院で行なわれた小澤征爾指揮ジルベスター及びニューイヤー特別ガラ・コンサート出演(中国全土でTV放映)などがある。2007年1月には日韓中友好特別記念「友情の架け橋コンサート2007」でチョン・ミョンフンや樫本大進等と共に皇太子徳仁親王殿下との室内楽演奏会のメンバーに選ばれている。

趙静